今月も良いレコードやCD/DVDが入っては、キレイになって新たなオーナーの元へ巣立っていきました。
新作、というか以前イタリアのRave Upからも出てたUK70sパンク・クラシックThe Usersの、全曲集的なコンピレーションがメンバー監修の元、リマスターされアートワークも一新、帯付き仕様で出直しました。
The Usersと言えば一時期、アジア系メンバーがいたとかいう噂にびっくらこいてたわけなんですが、近年メンバーの妹(Dolly Mixtureの一人)などから当時の写真が出て来て二度驚きでした。というのも00年代ぐらいのDollで、アルヴィン・ギブス(UK Subs、80年代の Iggy Popのバンド他 The Usersに一時在籍)が謎のアジア人ベーシスト扱いされて怒ってた記事を見ていたため、実際には存在しない人だと思い込んでたからです。そして写真にはしっかりと眼鏡かけたアジア人風メンバーが写ってました(CDライナーには”香港に帰った”とありました)。とネットってやっぱすごいなと思った次第でございます。
そして3月、アリゾナからLenguas Largasやってきてました。今回は日、月と2日間あって一応少しイベントに噛んでたので、ご来場ありがとうございましたというべきでしょうか。月曜はThe Paralyz出てもらって最高のパフォーマンスでした。
Knowledgeは親不孝のクラブStand Bopで、大名のYouthというスケーターショップが月一開催してるDJ/ライブイベント。今回はこちらにツアーの一部を組み込ませてもらう形でした。
Lenguas Largas、前作のややエクスペリメンタルな路線が好きでしたが、良いバンドです。取り扱い中のThe Resonarsのことについても聞いたりして面白い話を聞けました。
一日目終了後に物販でもらったNature BoysというバンドのCDRが最高でした。超簡単に言うとモロDead Moon、Wipers系・・・と言ったら逆にあ~ハイハイもうわかった、とか思われそうですが本質はそこではないです。わかってるやつがやってるアプローチのパンクロックですよこれ。
物販にあったのは見かけてたので、翌日早速LPを購入しました。来年辺りに来る予定らしく、かなり楽しみです。
店内ですが、パンク、パブロック、パワーポップまとめて入荷したり
写真の他にも60sビートグループの国内盤他、7″入れました。
某日。偶然、時間の超無駄を省けて安堵しているところに「フハハよくぞ見抜いた!」と言わんばかりに買い取り依頼のお電話が(日本語おかしい)。大量だったので数日かけて一点一点査定させてもらいました。ご利用ありがとうございました。
しばらく店内が箱であふれてるのでしばらくご迷惑をおかけします。
買取も無事終わって、店頭出し再開。近年モノ含めた7″をさらに追加しました。
飛び込みでマイケル・ジャクソン関連をまとめてお持ち込みいただき、ささっと処理いたしました。ありがとうございました。
以前からやりたかった90年代以降のジャンル細分化。どこの中古店見ても「90年代以降の」みたいな感じなんですよね。考えるとそれも当たり前なんですけど。
中古のレコード屋やってるのは大体現在40-50歳以上の最近の音楽は分からん~っていうおじさんが相場なわけで。50~80年代に主流の音楽メディアのレコードを取り扱う、ていうのを考えるとそうなるのは自然な気がします。
まだ理由を挙げるとすれば、玉数の無さとかになるんですかね?そもそも出回ってた数は違うし、事前に試聴して厳選して購入していくネット時代には手放しそうだと分かってる物は最初から買わないという動きも増えてるかもしれないし、売るにしても自分でネット使って売るしって感じで。
でもお店側からのフォローとしては利点として、早く現金化できて、手元に残らないっていうところでしょう。自分で売ると分かると思うのですが、要らないものは安くても要らない、ましてや送料かけてなんかってことで、残るものは売れるまで数年も残ったりします。売れたら売れたで梱包、郵便局まで持ち込み、配送の事故や価値観の違いでトラブルがあれば対応など。これら全てを自身の時間を使ってやるわけで。自分のやってる仕事を時給換算してみたらいくらぐらいか、なんて考えると得してんのか損してんのか分からないし、お店に持ち込むのも悪くない選択肢かもしれません。
話が逸れましたが。そういうわけで中々集まらないところなんです。でオープン以来、じゃウチもまあ”90年代以降の~”でって仕切り板立てて高を括ってたら・・・ありがたいことにまあまあ集まるじゃないですか。
そういうわけでその辺詳しい友人に割引券あげるから手伝ってくれ~ってやってもらい、その後更に追加しました。これが結構難しいんですよね。細かく分けすぎるとスカスカになるし、これからどんな音楽が出てくるかわからないのである程度の範囲のイレギュラーにも対応しやすく、ああこれもそうなのね、なるほどねハイじゃあこれもください笑 っていう見やすさや説得力が必要かと思うのです。
いい感じになったんではないでしょうか。しばらく在庫がある限りはこれでやっていこうと思いますので、引き続き皆様買取お待ちしてます。
で自分もCDとか買って細かいところ自主勉してます。
今月。SNSでもお知らせしてましたが、14日日曜はお休みして広島まで、当店でも取り扱いのあったフィンランドのバンド、Plastic Tonesを5人ぐらい募って高速シェアして見に行ってきました。
軽く日曜のお店閉めて行ったのではなく、あくまでも”フィンランドへの渡航費考えたら実質タダ…実質タダ”と念仏のように唱えながら意を決して行ったのです、Tさん。
広島といえばこちらに寄らないわけにはいきません。
会場へ
ライブヤバかったですね~。ここ何年かで見たベスト・バンドでした!LPが最初に聴いたものだったので、レコードの最初の印象はノスタルジック80’sな演出もある最高なパワーポップLPという印象でしたが、何ていうか70年代後半の良いパワーポップはパンクだ!みたいな、5秒ぐらいしたら違うやろって突っ込みたくなる嘘っぽい格言めいたことをどっかの酔っ払いが言ってたとすれば、これまさにそんなパンクのライブでしたね。
まあ要はこんな感覚を味わわせてくれるバンドを今見れたことに驚いたということです。
帰ってきたら朝5時でした・・・翌日はふらふらの白目営業。
EL ZINE最新号は発売中です。
[内容]
●IRREALジャパン・ツアー・レポート
(3月に東京~水戸~横浜~静岡~岡崎~大阪~四日市~東京とジャパン・ツアーを敢行した、現行最高峰のスパニッシュ・ハードコア・パンク・バンド、IRREALのツアー・レポートby
Vondo/Discos Peligrosos)
●NUCLEAR WAR NOW! PRODUCTIONS
(4月に大阪で開催されたNWN!/HOSPITAL FESTの主催者でもある、米国のブラックメタル・レーベルNUCLEAR WAR NOW!
PRODUCTIONSのYosuke Konishiへのロング・インタヴューby Yoshi Yubai)
●MARVELOUS
(今年で結成20年を迎える、栃木県足利市拠点のハードコア・パンク・バンド、MARVELOUSへのインタヴューbyツトム/悲観レーベル)
●足利パンク・シティ2024
(MARVELOUSのメンバーによる足利のバンド紹介&オススメのスポット紹介)
●THE HISTORY OF REFUSE
(昨年音源集がリリースされた、福島県いわき市で活動していたノイズ・コア・バンド、REFUSEのヒストリー)
●BRIGADA DO ODIO
(伝説の80’sブラジリアン・ノイズ/グラインド・コア・バンド、BRIGADA DO ODIOのベーシストWilsonへのインタヴューby
Rafael Yaekashi/Karasu Killer Records)
●ROACHLEG RECORDS
(NYCで現在、最も精力的なリリースを続けているDIYパンク・レーベルの一つであるROACHLEG RECORDS。そのオーナーであるJoeへのインタヴュー)
●THE MAXIMUM
(宮崎県でex.LOUD MOUTHのメンバーを中心に結成されたパンク・ロック・バンド、THE MAXIMUMへのインタヴューby
Shooter/the GEROS)
●南九州パンク/パワーポップ・シーン2024
(THE MAXIMUMのメンバーによる宮崎、鹿児島、都城を拠点とするパンク/パワーポップ・バンドの紹介)
●VICIOUS THREAT
(7月下旬からジャパン・ツアーを敢行する、ベルリンのオールドスクール・ハードコア・パンク・バンド、VICIOUS
THREATへのインタヴューby Rafael Yaekashi/Karasu Killer Records)
●NOT VERY NICE
(万引チョコレイトやPOISON COLA、CONFRONTなど日本のバンドも数多くリリースしていた米国のパンク・レーベル、NOT VERY
NICEのオーナーZachへのインタヴューby Tetsuya/MILITARY SHADOW)
●LASHING SPEED DEMONS:フレンチ・パンクの曙
(ASPHALT JUNGLEやGAZOLINE、GUILTY RAZORS、METAL URBAIN、そしてLITTLE BOB
STORYなどなど、初期フランス・パンク・シーンに関するテキストby大越よしはる)
●Anti-Art Book Fair
(アートブックの書評by Yoshi Yubai)
●Incredibly Strange Photography
(vol.32にてインタヴューを掲載した、広島県福山市出身の写真家Yoshi Yubaiによる写真連載)
●Umea Punk City
(ex.AC4~現ACID BLOODのKarlによる、スウェーデンUmeaの現地情報コラム)
●PUNK GIGS!!
(ポーランドのパンク・バンドTRAUMEやINCIDENTなどでも活動するパンク・フォトグラファー、PiotrによるイギリスのTHE
ANNIHILATEDのライヴ・フォト・レポート)
・Plastic Tones、ツアーで販売してた10″EP今後流通するという噂も。
・映画のTシャツが久々に入荷中
・キャッシュレス決済の際の紙の控えを出す端末導入しました。
Record Polisではもう聴いてないご不要なレコード、CD、映画/ライブDVD、ホラー映画のVHSなど買い取り、販売しております。お引越しの際にまとめて処分したい方なども、是非ご相談ください。Line/お電話いつでもご連絡いただけます。
地図、アクセス方法など詳しい内容はホームページに載せておりますのでご覧ください。
〒810-0005
福岡県福岡市中央区清川3-26-21
092-791-6075