最近入荷した映画ZINEのご紹介します~
まずはEdition COUCHON(エディシオン・クション)より「COUCHONS vol.2 アンディ・ミリガン特集」。
ハーシェル・ゴードン・ルイスと並んで、アメリカの初期ゴアムービー監督として知られており、65年~88年の間に30本弱の作品を残してます。1970年の作品「bloodthirsty butchers(邦題:血に飢えた断髪魔 / 美女がゾクゾク人肉パイに)」がバンド名元ネタとして使われたりもしてます。一般的にはホラーの(そしてゴミ映画と揶揄される)印象が強い監督ですが、本誌では”家族との不和やゲイとしての葛藤など、自身の人生の苦しみや問題が作品のテーマに多く影響しているように思われる”(上條葉月さん「イントロダクション」より)という意外な切り口から始まります。
国内未ソフト化の作品を含むレビュー、ミリガンがNYで出入りしていたという実験演劇やポエトリーリーディング等を行っていた”カフェ・チーノ”について、映画製作と並行して営んでいたブティックや映画の衣装について、ゆかりの人たち(ウォーホル、ジャン・ジュネ、ニコラス・ウィンディング・レフンetc…)、そして各ライターのそれぞれの角度から見るミリガン作品の考察、初ミリガンにはこの作品がオススメ、等々ミリガンを知るには充分すぎる内容。今回も豪華執筆陣でがっちり固められてて読み応えあります。(当店でも取り扱いさせてもらってるVVRを運営されてるヒロシニコフさんも寄稿!)
数本出てる国内DVDは手に入りやすいですよ。ちなみに数作見た中ではコレ好きでした!中世舞台ですが、ミリガンならではのぶったぎりゴアといびつな人間関係、特殊なキャラクターたち。衣装も可愛かったです。
レーベルインフォ
トラッシュ・ホラー界の異端児?人間嫌いのゲイ作家?ハーシェル・ゴードン・ルイスへのスタテン島流のアンサー?最低映画とされながら、レフンをフィルム購入&レストアに駆り立て、映画本史に残る超豪華伝記が発売される監督…そんな、いまだ人を魅了しつづける理由はなんなのか?COUCHONS 第2号は、祝Blu-ray BOXリリース!アンディ・ミリガン特集です!
定価1200円・A5サイズ・全42P
執筆者(名前順):朝倉加葉子、氏家譲寿(ナマニク)、恵木大(ヒロシニコフ)、上條葉月、継田淳、中原昌也、 ステファン・スロワー、アンディ・ボリュス、ジミー・マクドノー(短評)
表紙コラージュ:アンディ・ボリュス 編集・デザイン:上條葉月
お次は映画ファンジン「ORGASM」バックナンバーから最新号までどどんと入荷。
2019年に発行されたロマンポルノ特集号を皮切りにニューヨーク映画、女性映画…など、数名のライターが毎号テーマに沿った作品をセレクト・レビュー。ブレッソン、エリザベス・テイラー、ウディ・アレン、カサヴェテス、スコセッシ、デニス・ホッパー、サフディ兄弟、ホン・サンス、東陽一、池田敏春、西村昭五郎……。国も時代もジャンルも自由に、意外な組み合わせに驚いたり。
5号目となる最新号では、ロマンポルノ特集第二弾として50本超えの作品レビュー…濃厚!品切れになってた創刊号も今回再発となりました。ロマンポルノと聞くと思わず構えてしまいますが、本誌を読んでたら「映画の楽しみ方って自由なんだよ~」なんて明るい声が聞こえてきます。堅苦しさを感じないスカッと切れ味のあるレビューも読んでて楽しいです。コレ好き!が詰まったzineです。
Record Polisではもう聴いてないご不要なレコード、CD、映画/ライブDVD、ホラー映画のVHSなど買い取り、販売しております。お引越しの際にまとめて処分したい方なども、是非ご相談ください。Line/お電話いつでもご連絡いただけます。
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